イギリス・ロンドンで妊娠生活 プレママセミナー等の情報収集方法&妊娠中の夫とのコミュニケーション 10週

Baby Photo

妊娠しても夫は実感がわかず、
つわりで苦しんでいても、どこか他人事っぽい感じでした。

女性は体のありとあらゆる変化があり、
体調で気になることがあると、
本やインターネットで「鬼調べ」し、
定期的に検診にいって
エコー検査で赤ちゃんが動いているのを見て…
と妊娠を実感し、学ぶ機会が多々あるので、
妊娠・出産に関する情報格差は広まるばかりでした。

そんな夫に対して、工夫していたことや、
ロンドンでの妊娠に関する情報収集方法を
ご紹介したいと思います。

目次

  1. 一緒に検診へ
  2. プレパパ・プレママセミナーの参加
  3. アプリを使ったコミュニケーション
  4. 妊娠に関する本の入手
  5. つわりの辛さの伝え方

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一緒に検診へ

子供がいるという実感がわかない夫は、
他人事っぽい感じが否めませんでした笑

どうしたら自分事になってくれるんだろう…
と思い試行錯誤しましたが、一番態度が変わったのが、
やはりエコー検診で赤ちゃんの姿や心音を実際に聞いた直後。

 
病院の検診は平日昼間なので、
夫は仕事を休まなければならず、
最初は少し行きたがってないのかなとも思いましたが、
「赤ちゃん動いてるの見えるの
 楽しいから一緒に行こうよ!」
「イギリスは2回しかエコーない(※)から、
 一大イベントでみんな会社休んで行くらしいよ!」
と少々無理やり気味に説得し、連れていきました。

※イギリスでは正常でリスクがないとされる妊娠では
 12週と20週でのみエコー検査 (英: scan) があります。

 
今までつわりで苦しんでいても
「また寝転がってる」的な感じで放置だったのに、
12週のエコー検査に連れて行ったあとは、
「赤ちゃんいるから、もっとたくさん食べて!」
と言われるように。

つわりで食べられなくて辛いのに
「食べて」と言われるのも辛かったのですが笑、
それでもパパとしての実感が湧いたんだなと
思った出来事でした。

それから、エコー検査に「行きたい!」と
言われるようになり、毎回とても嬉しそうでした。
(私は妊娠前のBMIが基準より低かったため、
 エコー検査の回数が少し多めでした)




 

プレパパ・プレママセミナーの参加

臨月頃に出産したUCLHで無料の
プレパパ・プレママセミナーや母乳セミナーもありましたが、
有料のものもたくさんあり、日本語開催もいくつかあります。

日本語は下記があります。

  • Japan Green Medical プレママ・プレパパのためのはぐくみ教室 (月一・無料)
    ロンドンの日系病院の医師によるセミナーです。
    下記のリンクの最新情報にて詳細をご確認ください。
    http://www.japangreen.co.uk
  • Himemama ロンドン支部 プレママ・プレパパ向けセミナー (不定期・有料)
    実際にこちらで出産された日本人ママの生の声が聞ける場です。
    下記のリンクのイベント欄にてご確認ください。
    https://himemama.com/himemama-london/

Himemamaセミナーは夫が見つけてきてくれ、
妊娠されている方が対象でしたが、
私は妊娠前に参加しました。

ロンドンでの出産事情がよくわかり、
実際最近ロンドンで出産されたママや、
助産師さんのお話も聞けて、
全体像がよくわかって良かったです。




 
英語でもたくさん開催されていますが、
有名なのがNCT (National Childbirth Trust)
という団体が行っているセミナーです。

Antenatal Courseがプレパパ・プレママセミナーで、
場所等によりコース内容や値段が少し変わりますが、
1コース14~21時間と、長丁場。
基本は土日に、数週にかけて、10~17時ガッツリお勉強です。

10~20ポンド/時間なので、いいお値段しますが、
現地の人曰く「中流階級以上の意識高い系の
プレパパ・プレママに出会うための場」なのだそうです。

私は受講しませんでしたが、受講された方は、
クラスメートの方と仲良くなり、
産前産後の情報共有にとても役立ったそうで、
産後も定期的に会っているそうです。

https://www.nct.org.uk (外部ページ)




 

アプリを使ったコミュニケーション

妊娠中に便利なアプリがたくさんあります。

私が使っていた「トツキトオカ」というアプリは、
体調や検診の結果、日記等を記録し、パパと共有できます。

その他、胎児ネームを付けて楽しんだり、
夫からメッセージを送ってもらったりと、
妊娠に関しての会話にきっかけになるのも良かったです。

妊娠に関して得られる情報は少なめでしたが、
パパとのコミュニケーションツールとして良かったです。

 

妊娠に関する本の入手

イギリス在住日本人プレママの間で有名な本が
英国なかよし会が発行する「Maternity Book」

英語の医療表現やイギリスの医療制度など、
ネット情報だけでは分かりづらいコンテンツを
わかりやすく説明してあり、
パパにも優しい内容になっています。

購入方法や内容については下記の公式ページをご覧ください。
https://www.nakayoshikai.co.uk/p/blog-page_525.html (外部ページ)

全体的な医療制度の説明だけでなく、
具体的に〇〇病院は…などなど
具体的で詳しい情報が掲載されていて、
病院選びにも活躍しそうです。

英国なかよし会は、イギリス在住日本人プレママや
育児を支援するチャリティー団体です。
会員限定のイベントがたくさん開催されています。
https://www.nakayoshikai.co.uk (外部ページ)




 
その他、日本人ママから大量に日本語の本をいただいたり、
お借りしたので、パパへたくさん横流し。
(1~2冊くらいでパパは飽きてしまってましたが…苦笑)

 
ネットからも情報を得ていましたが、
どこまで正しいのかの判断が難しく、
正しくない情報で一喜一憂したくなかったので、
イギリスの公式見解が掲載されている
NHS (National Health Service, 国民保険サービス)
のサイトをベースに考えるようにしていました。

かなり情報が充実していて、
「(気になる症状) pregnancy NHS」とググると
たいていの疑問はNHSのウェブサイトに答えがありました。

 
もちろん、本当に気になる症状があれば、
英語だから…と臆さずに、助産師さんに電話したり、
日系病院に行く等、診てもらうようにしてください。




 

つわりの辛さの伝え方

体調のあらゆる変化の一つが、つわり。
私のつわりは6週や7週あたりがピークで、
当時はほぼ寝たきり。

その後、少しは良くなりましたが、
つわりは毎日、毎時間コロコロと辛さが変わりました。
(つわり対策については7週の記事をご覧ください)

つわりの主な症状は「気持ち悪い」ですが、
夫にとっては、どれだけ気持ち悪いのか、
見ているだけでは、全くわからなかったみたいで、
今にも吐きそうで「気持ち悪い〜」と寝転がっていると、
「いつまで寝転がってんだよ…」的な視線を感じることも。

私としても、つわりの辛さをわかって
もらえないのがなかなか辛い。

 
ということで、途中から、
辛さをわかってもらうために、
0~10の数字で辛さを伝えていました。

10が嘔吐するレベル、0が全く気持ち悪くないとし、
今どれくらい辛いのか、逐一数字で伝えていました。

「今8だから動けない!ちょっと待って!」
「5くらいまで下がってきた。そろそろ動けそう」
などと伝えていると、夫も気持ち悪さが想像しやすいのか、
数字が高めのときは前よりも優しく、
そっとしておいてくれました。




 
妊娠初期に、他人事っぽい感じもあったと書きましたが、
思い返すと実感がわかないながらも、
「セミナー行こうよ!」とか、本を入手してくれるとか、
積極的にいろいろと情報を得てきてくれてたんだなぁーと、
改めて「夫、ありがとう!」と思いました。

少しでも円滑なコミュニケーションをして、
ストレスの少ない、2人で楽しい妊娠生活を!

 
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