イギリス王室主催の競馬 ロイヤルアスコット 目一杯オシャレをしてピクニック! 厳しいドレスコード他 2018年6月

Ascot

2018年6月にロイヤルアスコットに着物を着て参加してきました。
「イギリス階級」を感じられる競馬大会で、
オシャレしつつ、お酒飲みつつ、ピクニックしつつ、競馬を楽しめます。

目次

  1. ロイヤルアスコットについて
  2. チケットの種類
  3. ドレスコード
  4. 着物を着てロイヤルアスコットに参加する方法
  5. ピクニック事情




 

ロイヤルアスコットについて

毎年6月にイギリスのアスコット競馬場で行われる
イギリス王室主催の競馬大会です。

エリザベス女王他、ロイヤルメンバーが
試合前にコースを一周します。

ロイヤルアスコットエリザベス女王が目の前を通っていく様子

 

チケットの種類

チケットは入場できる場所に応じて4種類。
イギリスらしく階級制となっており、
良い順に下記となります。

  1. Royal Enclosure
  2. Queen Anne Enclosure
  3. Village Enclosure
  4. Windsor Enclosure

この中でも一番上のRoyal Enclosureは会員制となっており、
一般人はチケットが取れません。
Queen Anne以下が一般の人でも購入できるチケットです。

 
私は一番下のWindsor Enclosureで参加。
このチケット、実はアスコット競馬場の建物にすら入れません笑
でもコースすぐ脇のきれいな芝生の上で、
気軽にピクニックをしながら、試合を観戦できます。




 

ドレスコード

ドレスコードがチケット毎に違い、
上3つのチケットでは細かい規定があり厳しいです。
ドレスコードを守りつつ、目一杯オシャレをして行くのが
ロイヤルアスコットを楽しむ秘訣です。

一番上のRoyal Enclosureでは、
男性では下記が全て着用がマストです。
昔のザ・イギリスの最上流階級の人が着ていそうな格好です。

  • 黒かグレーのモーニング
  • ウエストコート
  • ネクタイ(蝶ネクタイは不可)
  • 黒かグレーのトップハット
  • 黒の靴
  • 足首が隠れる長さの靴下

この時代にシルクハット?!という感じですが、
Royal Enclosureではマスト。
それ以外のチケットではマストではないですが、
他のチケットでも被っている人も多かったように感じます。




 
女性についても帽子、または直径10cm以上のベースのある
ヘッドピースの着用義務があるなど、
サイズまで指定されており、ドレスを着る場合は

  • 肩紐は1インチ以上の太さあるもの (ストラップレス・オフショルダー・ワンショルダーはNG)
  • 短すぎるスカートNG (膝ちょい上よりも長いもの)
  • へそ出しNG

と、細かいドレスコードがあります。

 
チケットのランクが下がる毎にゆるくなっていき、
一番気軽なWindsor Enclosureは、
唯一、細かい規定がなく”smart daywear”とあります。
女性ならきれいめワンピ、
男性ならジャケットを羽織った格好のイメージですが、
それ以上のオシャレをしている人が多いです。

 
各チケットの細かいドレスコードについては
公式ホームページをご覧ください。
https://www.ascot.co.uk/what-to-wearssss/what-to-wear/royal-ascot-style-guide (外部ページ)




 

着物を着てロイヤルアスコットに参加する方法

Royal Enclosure含むどのチケットでも、
海外からの参加者はその国のフォーマルウェアでも参加可なので、
日本人であれば着物で行くこともできます。

 
着物を持っていなければ、
ロンドンにある着物レンタル店を利用することもできます。

いくつかお店はありますが、私が利用したのは、
比較的リーゾナブルな価格でレンタルできるKimono De Goです。

草履や足袋、着付けに必要な小物すべて含んで
50ポンド〜から借りられます。(着付け料は別途)

借りる着物によって値段が変わりますが、
80〜100ポンドも出せばロイヤルアスコットに来ていくのに
十分立派な着物が借りられます。
男性用も同程度の値段であります。

Kimono De Go
http://www.kimonodego.com (外部ページ)

着物でロイヤルアスコットに参加

 

ピクニック事情

ピクニックしながらの試合観戦もロイヤルアスコットの醍醐味。

いいお値段しますが、公式ピクニックセットが
事前予約制で販売されていて、
アフタヌーンティーピクニックセットまであります。

参考: https://www.ascot.co.uk/royal-ascot/picnics (外部ページ)

 
チケットの種類によっては持ち込みも可です。
一番気軽なWindsor Enclosureは、
敷物や折りたたみ椅子の持ち込みが可で、
スパークリングワインを一人1本持っていくことができます。

食べ物も持ち込みも可ですが、
スーパーの袋で持っていくのはNGという細かいルールが。笑
hamperと呼ばれるカゴや、クールBOXに
入れて持っていかなくてはなりませんので要注意。

各チケットのピクニックルールの詳細は下記の公式ページをご覧ください。
https://www.ascot.co.uk/ascot-policies/royal-ascot-picnics (外部ページ)




 
競馬大会なので、もちろん賭けることもできるのですが、
競馬そっちのけで(笑)、目一杯オシャレをして
シャンパンを飲みながらピクニックを楽しむ場
と化していたロイヤルアスコット。

イギリスらしさを感じられる、面白い大会でした!