日本では通称エッグタルト、
現地ではPastel de Nata、もしくは Pasteis de Nataと呼ばれています。
ポルトガルのエッグタルトは、日本と少し違うのであえてナタタルトと訳すことにします。
日本でもエッグタルトは流行りましたが、
日本で流行ったエッグタルトはポルトガル・リスボンから
香港・マカオを経由して日本に入ったと言われており、
少し本場のナタタルトとは違います。
日本のエッグタルトはタルト生地であることが多いですが、
本場はタルト生地ではなく、パリパリサクサクのパイ生地で、
その中にカスタードクリームが入っています。
ポルトガルだけでなく、ヨーロッパでも大流行で
イギリスのスーパーやパン屋さんで見かけるほど
ポピュラーなお菓子です。
本場のナタタルト (エッグタルト) は?
本場のポルトガル・リスボンのナタタルトは、
パン屋さん、カフェ他、いたるところにあります。
食べ比べてみると中のカスタードクリームは
卵の味が濃厚だったり、さっぱりしていたり、シナモンの味が強めだったりと、
味はそれぞれで、何個も食べられる軽さなので、
食べ歩き甲斐があります。
その中でもリスボン市内の有名店3店をご紹介します。
ナタタルトの元祖: Pastéis de Belém
ナタタルトはPastéis de Belém(訳:ベレンのケーキ)とも呼ばれ、
ベレン地区にある世界遺産の一部である、
ジェロニモス修道院の修道女が作り始めたのが最初と言われています。
その修道女が作っていたナタタルトのレシピを受け継いでいるのが
ジェロニモス修道院すぐ側にある、1837年創業のPastéis de Belém。
ということで、このお店のナタタルトが元祖です。
このお店は観光本にも掲載されていることもあり、
観光客が必ず立ち寄る場所で、常に行列ができており、
毎日約2万個、週末にはその倍の数が売れるとも言われています。
シナモンパウダーが別添されており、お好みに応じてかけられます。
Pastéis de Belém
http://pasteisdebelem.pt/en/ (英語)
住所: R. Belém 84-92, 1300-085 Lisboa
地元民に愛されるお店: ALOMA
観光の中心地からは少し離れた場所にありますが、
リスボンに住んでいた友人がベストだと言っていたナタタルト。
1943年創業と歴史は長く、地元民に愛されるお店です。
2012, 2013, 2015年にリスボン1位のナタタルトとして、
Melhor Pastel de Nataに選ばれたことがあります。
観光本にもあまり掲載されておらず、小さな街のパン屋さんのようなお店構えですが、
私が食べ歩いた中で、やはり1番美味しかったと感じたナタタルトでした。
サッパリした味がして、日本人好みだと思います。
ナタタルト好きには外せないお店です。
ALOMA
http://www.aloma.pt (ポルトガル語)
住所: Rua Francisco Metrass 67, 1350-139 Lisbon
できたてホヤホヤが食べられるお店: MANTEIGARIA
町中に数店舗あるナタタルト屋さん。
目の前で作っているのが見られ、できたてをカウンターで食べることができます。
味は他よりもシナモンの香りが強めです。
MANTEIGARIA
住所: Rua do Loreto 2, 1200-108 Lisboa
リベイラ・ノーバ市場内にもお店はあります。
Reference
http://lisboacool.com/en/blog/5-facts-about-the-belem-pastries
Link
ポルトガル・リスボン 2泊3日 スケジュール 2017年11月
ポルトガル・リスボン ナタタルト巡り&水族館 Day 3