イギリス・ロンドンで妊娠生活 初Midwifeとの検診 妊娠8週

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4週にGP (General Practitioner, かかりつけ医)に行った際に、
次は12週頃に出産予定の病院で妊婦健診があるよと聞いていましたが、
実際には8週に初めて出産予定のUCLHという病院で
midwife (助産師)によるの検診がありました。
今回は、その時のレポートです。

※私はNHS (National Health Service, 国民保険サービス)の病院で出産しました。プライベート病院で出産の場合は異なる場合があります。

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目次

  1. イギリスの母子手帳デカすぎ!
  2. Midwifeとの初回面談
  3. 尿検査・血液検査




 

イギリスの母子手帳デカすぎ!

病院に到着すると、受付でMaternity Recordと
尿検査用キットをもらいました。

Maternity Recordとは、イギリスの母子手帳のようなものです。
A4サイズで100ページ近くで重く、
持ち歩きにめちゃくちゃ不便なんですが、
検診時だけではなく「どこに行くにも持っていくこと」
と言われてしまいました。

何かあったときに、どこの病院に連れて行かれても、
すぐ既往歴や妊娠の状況等をわかるようにするためです。

Maternity Recordに連絡先や
赤ちゃんのパパ・ママの過去の病歴等を
書き込んでいたら、midwifeに呼ばれました。

19年10月追記:
 最近ママ友に聞いたのですが、
 Maternity Recordは携帯アプリになったらしいです!




 
ちなみに、このMaternity Recordは出産時までのもので、
日本の母子手帳のように出産後も手元に残るものではなく、
出産時に病院に取られてしまいます。
残しておきたいものがあれば、
出産前までにコピーを取る等してくださいね!

 

Midwifeとの初回面談

過去の病歴・血圧・今後のスケジュール確認

初回は連絡先や過去の病歴等の
Maternity Recordに書いた内容を元に、
病院のシステムに登録しつつ、
リスクが高めの妊婦でないかを確認していきます。

NHSでの出産の場合、問題がなければ、
妊娠中の検診も出産も原則すべてmidwifeが行いますが、
何かしらのリスクがあると判断されると、
通常より多くmidwifeの検診があったり、
医者の診察が設定されたり、
通常では12週と20週のたった2回しかない
エコーの回数が増えたりします。




 
私の場合、妊娠前のBMIが低く、
小さめの赤ちゃんが生まれやすい
という理由でリスク高と判断され、
20週以降も何回かエコーが受けられるとのこと。
日本人はそもそも小さい人多いから、
気にする必要はないとmidwifeは言っておりました。

個人的には、赤ちゃんの姿がたくさん見られて
ラッキーくらいに思っていました。

 
血圧・心拍を確認し問題なし。

 
その後は、今後についての話でした。




 
特に印象的だったのは、
今後受けることが可能な各種診察・診断について、
何を受けたくないかの確認をされたことです。

「受けたくないものがあれば教えて」と言われて
「どういうこと?」と思いましたが、
イギリスでは診察・診断に対する
妊婦自身の考えが尊重されます。

NHSでの診察・診断は無料なので、
何でも受けたくなる貧乏性な私はすべて受けることにしましたが、
受ける・受けないを、書面で確認されました。

 
血液検査の各項目(例えばHIVとか)、
日本では自費となる出生前診断、
たった2回しかないエコー等、
NHSではすべて無料で受けられますが、
拒否する権利はあります。




 
もちろん提供される診察・診断は、
イギリスが国として最低限必要と判断し
無料で提供しているものなので、
拒否すれば妊娠・出産に関するリスクが
事前に知ることができないデメリットがあります。

一方で、例えば、ダウン症等の可能性を調べる出生前診断については、
その是非が日本でも議論がされていますが、
イギリスでは受けたくないと言わない限り、
ダウン症の可能性を教えてくれます (12週のエコー検診時)。




 
個人的には、日本で有料だったら出生前診断を
受けていただろうか…とは思いますが、
もし万が一、ダウン症であれば、
遅かれ早かれ向き合うことになるので、
早く知ることは悪くないと思っています。

様々なリスクについて知ることができ、
心の準備含め、備える事ができるからです。

どんな結果でも夫ときちんと話し合え、
お互いに納得した結論を導ける自信があるから、
こう思えるのかもしれません。

 
ダウン症等を調べる出生前診断は12週頃に受けるので、
それまでに一度旦那さんと話しておくといいと思います。




 

つわりが酷い場合の回答に絶句

前回の妊娠時につわりが酷く、日本で点滴を受けていたので、
4週でGPに行った際にも質問した、
「つわりが酷い場合どうしたらいいか」と
midwifeにも聞いたところ、
「つわりで気持ち悪いのは当たり前。
 とにかく休んで少しずつ飲み食いすること。」
と返答。

「家でほとんど寝たきりの日も多いんだけど」
と言うと「普通だから大丈夫」と言われ、
「水が飲めなくなったら?」と聞くと、
「氷舐めなさい」とのスパルタ回答。

 
更に食い下がり「それでもどうしようもなくなったら?」
と聞いたら「A&E (Accident & Emergency, 救急)に行け」とのことで、
なかなかドSな感じでした苦笑

midwifeは、頼りがいはあるのですが、
妊婦の様々な辛い症状を聞き慣れているので、
結構みなさんスパルタ系です。笑




 
6週の日系病院の情報の通り、
やはり、イギリスでは相当酷くない限り、
点滴等の治療はしなさそうですね…苦笑

8週に入って、引き続きつわりはあり、
夜はゲロゲロな日がほとんどですが、
昼間は比較的元気で、外出できる日が増えました。
このまま、つわりが酷くならないことを願うのみっ!

 

尿検査・血液検査

midwifeとの面談後、
尿を提出&血液検査用に採血して終了。

「検査結果は、メールで送付し、
 問題があれば、その前に電話で連絡があります」

・・・と言われていたにもかかわらず、
メールが届かないだけでなく、
膀胱炎で問題ありと診断されていたのに、
電話がかかってこず、放置されて治療できない
・・・と、まぁかなり適当。苦笑

私も症状がなかったので気付かず、
そもそも膀胱炎かどうかは
日本では検査しない病院も多い検査らしいですが、
「放置して悪化すると最悪流産する」と、
後のmidwifeの検診時に言われました。
(参考: 2回目のMidwife検診 膀胱炎事件 17週)




 
流産しなかったので結果オーライですが、
こういうちょっとしたダメな点は、
NHSらしいと言わざるを得ないところです。

このNHSらしさはちょくちょく、
忘れた頃にやってきますが、
追々書いていければと思います。

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