日系プライベート病院に行くことにした経緯
出血は無いものの、生理痛のような痛みや
左下腹部の痛みが気になっていた6週頃。
このように気になる症状があって、
診てもらいたいとなった場合、原則は、
GP (General Practitioner, かかりつけ医)にかかって、
必要に応じて専門医を紹介してもらうことになります。
ただ、無料のNHS (National Health Service, 国民保険サービス)
だと、GPの予約が取れるのが下手したら数日後。
ようやく予約を取ってGPに診察に行ったとしても、
4週の記事にも書いた通り、
「万が一は万が一にしか起こらないから、起きたときに対処しよう」
「対処できないものは、備えても仕方が無いので、備えない」
の精神なので、
「大丈夫だよー！気にしないでー！」と
大したチェックもせず言われて終わる気がしてならない。
専門医へ紹介してもらったとしても、
また予約に数日かかるのかな…
と考えていると、行く前からうんざりしてしまっていました。
前回流産したことが頭をよぎったり、
妊娠9週頃に1週間ほどクルーズに行く予定をしており、
もしこれが子宮外妊娠ならまずいのではないか…と悩んでいたら、
先輩ママさんが、日系のプライベート病院に行くと良いよと
教えてくださいました。
日系プライベート病院について
NHSが無料なのに対し、プライベート病院は有料の病院です。
ロンドンのプライベート病院の中には
日系病院もいくつかあります。
産婦人科がある日系病院はいくつかありますが、
私はジャパングリーンメディカルセンターの
シティクリニックに行ってきました。
日系の病院なので、診察費用は、なかなか高額です。
初診料120ポンド+経膣エコー140ポンドの合計260ポンドでした。
(2018年受診時)
※ちなみに、ロンドンの日系病院の産婦人科は、
妊娠の経過は診察してもらえますが、
出産は扱っておりません。(2019年6月執筆時点)
結論から言うと、高額だけれども行って良かったと思っています。
4週の時にGPにクルーズに行ってもいいかと聞いたときは、
何の根拠もないOKが出てましたが(苦笑)、
診察をしてもらい、根拠のあるOKが出て心配が払拭されましたし、
各種情報を得ることもでき、精神的にもとても安心しました。
予約・診察
午前中に電話すると、その日の午後14:30に予約が取れました。
初めての来院だったので、名前・住所等を登録するため少し早めに来院。
診察では30分間先生とお話することができました。
気になる症状、最終月経開始日や、
今までの妊娠・出産経験等を聞かれた後、
経膣エコーをすることに。
イギリスでは、日本の産婦人科にある診察台はなく、
ベッドに寝っ転がって自分で足を広げます。
カーテンも無く、ベッドの横に先生が立ち、
私の頭付近にあるエコー画像を一緒に見て
直接会話をしながら診察します。
余談ですが、イギリスではカーテンをすると、
何しているかわからないので、
逆に不安を煽ることになるそうで、
このような形式が一般的なんだそうです。
一度イギリスの病院で子宮頸がん検診を受けましたが、
その時も確かにベッドに寝て自分で足を広げるパターンでした。
エコーで赤ちゃんの大きさや心拍も確認でき、
無事であることを確認できて一安心。
エコー写真もたくさんもらえました。
ちなみに、NHSで診察を受ける場合、
問題が無ければ、エコーは12週と20週のたったの2回のみです。
日本みたいに頻繁にやりません。
それはさておき、今回の診察で
問題のない妊娠であることが確認できて安心だっただけでなく、
母子健康手帳をもらえたり、
日本とイギリスの妊婦健診の項目の違いを教えてもらえたり、
つわりの対処法のアドバイスをもらえたりしたのも良かったです。
つわりの対処法については、次の7週の記事に詳細を書きますが、
つわりがひどければ、この日系病院で点滴を受けられるそうです。
(日系病院の先生曰く、NHS病院では滅多に点滴をやってくれないらしい)
特に水分も取れないほどひどい悪阻になったり、
心配事があり、病院にかかりたい場合は、
心強い味方になってくれると思います。
ジャパングリーンメディカルセンター
HP: http://www.japangreen.co.uk
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